夢言葉


詩のようなもの
by kinzo-tenshi
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自分と
距離感のある世界の方が
素直に書けそうです(笑)

覗いていただける方の
心のサプリメントになれば
と思っています

よろしくお願いします(^^♪

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              マドンナK



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     その幼き胸に掌をおいたのは
    あなたを愛撫する為でも
    あなたを陵辱する為でも無く
    ただその鼓動を確かめたかったから



        貴い寝姿を
        毛布の中に包み
        そしてその上には
        聖なる粉雪のベエルを



    しかしわたしには
    怪しい棲家に瞳孔を
    忘れてしまったわたしには
    その名を呟くことすら許されない




    わたしがあなたを思うように
    あなたがわたしに微笑んでくれれば
    たとえ意匠は悲しくとも
    空しい限りでは無いだろう



        かの丘のふもとでは
        羊飼い達が
        つかの間の酔いに
        とぼけた歌を歌い出した



    白百合の祝福をあなたに祈り
    あらん限りの痛みの中で
    わたしはその黒髪の奥に
    汚れ無き接吻をそっと落としたいのだ




        その幼き胸に掌をおいたのは
               その幼き胸に掌をおいたのは……

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by kinzo-tenshi | 2006-07-30 08:52 | 夢の言葉

      19





     鍵の壊れたカバン
    開くことのない傘
    誰も幸せにできる筈がない
    僕の旅は人生に似ている



    相手の出ない電話
    落ち着くことのない食卓
    誰の心に届くというのか
    僕は疲れて優しくなれるよ



         僕が19になった朝
         僕は19の肉体で
         ピロシキをほおばった
         我武者羅、がむしゃら、ガツガツガツッ!




    帰り道を忘れた夜
    下がることのない寒暖計
    誰の胸にもダイビングできない
    僕の寂しさは饒舌なのに




    許しあえない付き合い
    隙間のない心と体
    誰を傷つけなかったと言うの?
    僕のナイフ愛を切り裂く




         僕が19になった日
         僕は19の右手で
         レンガの壁を力いっぱい殴った
         噴出す、ふきだす、夕陽のような血!




    オイルの切れたライター
    インクの出ないサインペン
    誰の為に詩を歌ってきた
    僕はあの僕を置き去りにしたまま




         僕が19になった日
         僕は19の右手で
         レンガの壁を力いっぱい殴った
         噴出す、ふきだす、夕陽のような血!




     僕はあの僕を置き去りにしたまま…






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by kinzo-tenshi | 2006-07-22 16:04 | 歌の詩

      青 の 抒 情

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      青い小瓶に封印したもの
     幼稚な焦燥 もしくは咆哮
     白い胸元と春風のうなじ
     コロナの憂鬱映す月の海



     青い小瓶の漂着したところ
     椰子の実 バタになった虎のプライド
     人魚の鱗と涙の白波
     親指姫の小指に隠された約束



    青い小瓶が夢見たものは
    みんなすっかり透きとおって
    中空に解き放たれてしまったのだった・・・

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by kinzo-tenshi | 2006-07-15 16:58 | 夢の言葉

      五  体 (判っておくれ恋人よ)

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     右手は時に饒舌で
    左手はそれをじっと聞いている



    右目は空の彼方を眺望し
    左目は脳髄の底を舐めている



    右足は常に前進を切望し
    左足は隙あらばの休息を狙っている



    右胸は高濃度の酸素を吸入し
    左胸は濁ったため息を夜道に落とす






         このような  右と左の真ん中で
         僕という存在が  困惑しているんだよ

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by kinzo-tenshi | 2006-07-08 19:52 | 夢の言葉

         風 景



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      みどりの波が
    今日の私には心地よい
    何も思い出すことの無い至福は
    歪んだ言葉を並べて得意になることも無い



     みどりの風で
    この眼球を洗浄してみよう
    何も見つける必要の無い平穏は
    病んだ配線を凝視することも無い



        降りそそぐ陽の光の下で
        私は老いた日時計になる
        眩暈をしながら覚醒する



        そんな私をからかうように
        宝石を秘めた稲穂達が
        みどりの旋律をさやさやと唄っている

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by kinzo-tenshi | 2006-07-01 21:36 | 夢の言葉


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