夢言葉


詩のようなもの
by kinzo-tenshi
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自分と
距離感のある世界の方が
素直に書けそうです(笑)

覗いていただける方の
心のサプリメントになれば
と思っています

よろしくお願いします(^^♪

カテゴリ:夢の言葉( 48 )

   ひとり


   
  ひとりはさみしい

    ひとりとひとりはせつない

       ひとりとひとりでふたりなら・・・

          あたたかなけさのかぜが

             ふたりのこころとからだのなかにやどる

 

     やっぱり

        ぼくはひとりではこきゅうができない「せいぶつ」



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by kinzo-tenshi | 2007-04-15 11:14 | 夢の言葉

      はるのかおり




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      きまぐれな西の風が
    小さな春の香りと出遭った
    遠くて近い想い・・・
    同じ月夜を見てはぐくんできた



    きまぐれな西の空から
    僕は春の香りに歌声を届けたい
    その声は小さくて祈りのよう・・・
    同じ風の中を歩いてきたんだからね



        春はもうすぐ
        体も心も解凍したら
        ずっとこの季節につながっていたい



        朝はもうすぐ
        夜露は頬をつたう涙
        悲しいわけじゃないんだよ




    小さな花びらに唇を寄せて春を眠る夢・・・


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by kinzo-tenshi | 2007-03-03 17:34 | 夢の言葉

          指   針

    
    
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     東の空は暗かった
    ダケドこの足の萎えを励まして
    僕はその空に向かい歩き始めた




    乾いた目に夜明け前の風が意地悪をする
    ダケドこの手を吐く息で温めて
    僕は遠くの空に眼差しを送る




         方位磁石が僕の背骨
         汽笛はどこから来て何処へ流れていくのか
         口笛は僕の魂の形を忠実に再現したシャボンの泡




     西の空も暗かった
     ダカラ翼を持たない僕は
     少し優しくなれたのかもしれない




     新調したスニーカーは緊張のあまり
     今朝は少しよそよそしいけど・・・


     大丈夫さ 僕がずっと きっと側にいる

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by kinzo-tenshi | 2006-12-22 14:42 | 夢の言葉

       冬の道化




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     闇を待つばかりの
    初冬の夕暮れ
    街中に在っても森の中を彷徨う
    一人の道化師
    墨を流したような空が彼を責める



         細く痩せたこの両足が
         たどり着く灯りは一体どこ?
         優しさを棄てきれないこの饒舌の
         眠る家はどこにあるのだろう?



    窓の矩形を仕方無く愛し
    鏡の残酷を許容した彼



         残された切り札-赤い薔薇
         闇のポケットにそっと忍ばせ
         凄惨に湿気た朝を待つ
         混濁した辛苦のカアド

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by kinzo-tenshi | 2006-11-29 16:49 | 夢の言葉

        うつろマン


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     前頭葉に霞がかかり
    手足がしびれて握力の無くなった男

    うつろマンが立ち上がる
    ゆっくりと枯れた木立のように力無く

     
         常備薬はいくつかの星
         銀河をすすって服用している


    体内の方位磁石は胃にばかり針を立てるので
    星を口に含みバランスを取るしかないってわけさ


    いつでも風に吹かれている
    いつでも道に迷っている
    いつでも最初の一歩が踏み出せない
    いつでも背中が剥がれ落ちることを心配している

    だから

    うつろマンはいつも困った優しい目をしている
    
    うつろな風が吹く街角に
    今夜もその男が立ち尽くしている
    涙の中に脈拍を浮かべながら待っている

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by kinzo-tenshi | 2006-11-22 14:26 | 夢の言葉

         愛 の 燻 製



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     真っ直ぐな曲面世界に
      垂直に横たわる鏡の中の私



        砂塵の風は素粒子

           素粒子を全身に浴びた私

              私のフィルムは夜空に幻灯される




    輪舞曲を踊る貴女の鼓動
      ヒールの高さは嫉妬の深さ



        螺旋の酩酊

           酩酊に覚醒された今宵の貴女

              貴女のアンニュイは燻製になって
        
                 憂い朝の岸辺に流れ着くだろう





        そこで私は立ったまま眠っている

           きっと眠ったまま笑顔で貴女を待っている・・・

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by kinzo-tenshi | 2006-11-11 22:01 | 夢の言葉

      店  番



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     私は「記憶堂」の店主
    いつも薄暗い店の奥で
    埃をかぶったったガラクタに囲まれている
    自ら掘り出し物を探している次第で一向に片付く気配がない


       たまに店先を訪れる奇特な客に
       白い一瞥を送るだけなのだから
       繁盛のしようもない


    そのようにして秋の一日が暮れていく・・・


    今「記憶堂」の屋根瓦の上で
    羽根を休めていたカラスが
    かぁ と力なく退屈な鳴き声を落とした

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by kinzo-tenshi | 2006-11-03 19:14 | 夢の言葉

        海 想 と 水 考



     葉脈をなぞるように記憶をたどり

    僕は海の最も遠い一点に集中しようとしていた

    本棚に忘れた詩集の押し花を探す眼差し

    小さな波 大きな波・・・次第に僕の精神が脈打つ

    海鳥に気付かれないよう静かに


            流されて 打ち上げられて 干からびて
   
            潮の汗 塩の涙 砂を食む・・・

            それでは詩が暗くなる


            徒波知らずの海中 忘却の密やかな成長

            揺らされて クラゲのよう 優しくなる

            これがよろしい




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by kinzo-tenshi | 2006-10-21 12:46 | 夢の言葉

      風 邪 の 記 憶

     


     不幸を身ごもった空

    僕は保留を背中に載せ連綿とクリスマスまで歩いていくだろう

    不幸は静かに平和を模倣しある日突然別の姿を現す

    どんな家庭にも不幸と孤独の種は宿っている



    絆は一本のガラス繊維で連結されている

    その絆で唇を切ることもある

    胸と心の間に直角に刺さることもある

    黒い安心という名のスープを囲む食卓の風景



    僕の壊れた楽器のような饒舌は

    いずれこの空に沈み残滓となる

    それでも気まぐれな天使達が

    銀のスプーンで掬うことはあるのだろうか?



    僕の化粧は僕を上手く模倣しているのだろうか?



  
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by kinzo-tenshi | 2006-10-14 18:59 | 夢の言葉

     さ が し も の


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     秋の夕暮れ
    内側に沈んでいく想い
    貴女へかけようとした言葉も一緒に
    羞恥の色に染まった空



    はにかんだ僕の骨
    虚勢の口笛が街空を滑走する
    貴女自慢の舞踏靴のヒールは
    僕の背骨だったのです



         帷を降ろした昨夜の店先
         拾ったレースの手袋
         その小指と約束した僕



         貴女の固い横顔は
         コインの裏側に刻まれた肖像
         内側に沈み 裏側に刻まれた刹那




        今朝・・・捜索願を提出しました

    
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by kinzo-tenshi | 2006-10-07 15:42 | 夢の言葉


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