夢言葉
2011-10-16T19:25:38+09:00
kinzo-tenshi
詩のようなもの
Excite Blog
風のスケッチ
http://kamoka.exblog.jp/16694293/
2011-10-16T13:55:00+09:00
2011-10-16T19:25:38+09:00
2011-10-16T13:55:25+09:00
kinzo-tenshi
歌の詩
風が胸を吹きすぎる
そんな季節に出会った笑顔
いつの頃から忘れていた
歌が空から降る
僕があきらめていたもの
君があこがれていたもの
いつの頃から星になって
歌が空から降る
雨の降る日は心に傘を
風の吹く日は寄り添って
木漏れ陽の午後はまどろみ
結んだ手と手で夢を見て
まぶたを閉じれば遠くの街
石畳を急ぐ二人
霧笛が響く港までには
ひとつの影になるだろう
ここからどこへ歌が流れる
どこからここへ声が届く
君の目の中に僕がいて
あての無い旅が始まる
雨の降る日は心に傘を
風の吹く日は寄り添って
木漏れ陽の午後はまどろみ
結んだ手と手で夢を見て・・・
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ひとり
http://kamoka.exblog.jp/5147590/
2007-04-15T11:14:56+09:00
2007-04-15T11:04:51+09:00
2007-04-15T11:04:51+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
ひとりはさみしい
ひとりとひとりはせつない
ひとりとひとりでふたりなら・・・
あたたかなけさのかぜが
ふたりのこころとからだのなかにやどる
やっぱり
ぼくはひとりではこきゅうができない「せいぶつ」
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はるのかおり
http://kamoka.exblog.jp/4740897/
2007-03-03T17:34:00+09:00
2007-03-03T20:38:47+09:00
2007-03-03T17:34:44+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
きまぐれな西の風が
小さな春の香りと出遭った
遠くて近い想い・・・
同じ月夜を見てはぐくんできた
きまぐれな西の空から
僕は春の香りに歌声を届けたい
その声は小さくて祈りのよう・・・
同じ風の中を歩いてきたんだからね
春はもうすぐ
体も心も解凍したら
ずっとこの季節につながっていたい
朝はもうすぐ
夜露は頬をつたう涙
悲しいわけじゃないんだよ
小さな花びらに唇を寄せて春を眠る夢・・・
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冬 の 虫
http://kamoka.exblog.jp/4245598/
2007-01-04T16:50:00+09:00
2007-01-04T16:52:10+09:00
2007-01-04T16:50:11+09:00
kinzo-tenshi
歌の詩
虫…虫…
冬の景色 街行く人
僕の唇凍っている
風はガラス壊れてしまった
君の瞳悲しんでる
いつまで続く
つらいゲームさ
どこまで歩く
小さなプライド
コートの襟は立てたまま
過ぎてゆく気まぐれな時間…
隠れている仔犬達
僕の掌 力ない
ビルの陰光る空
君の背中考えてる
いつまで続く
つらいゲームさ
どこまで歩く
小さなプライド
僕の話は退屈だけど
君のロマンスほどじゃない…
何か言おうとしたけれど
冷たい風が頬を殴る…
君は綺麗になったけど
二人はいつか虫になる…
僕の心は北の空
君の心はうわの空…
僕もずいぶん我がままだけど
二人はいつか虫になる…
虫…虫… ]]>
指 針
http://kamoka.exblog.jp/4121340/
2006-12-22T14:42:05+09:00
2006-12-22T14:42:05+09:00
2006-12-22T14:42:05+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
東の空は暗かった
ダケドこの足の萎えを励まして
僕はその空に向かい歩き始めた
乾いた目に夜明け前の風が意地悪をする
ダケドこの手を吐く息で温めて
僕は遠くの空に眼差しを送る
方位磁石が僕の背骨
汽笛はどこから来て何処へ流れていくのか
口笛は僕の魂の形を忠実に再現したシャボンの泡
西の空も暗かった
ダカラ翼を持たない僕は
少し優しくなれたのかもしれない
新調したスニーカーは緊張のあまり
今朝は少しよそよそしいけど・・・
大丈夫さ 僕がずっと きっと側にいる]]>
冬の道化
http://kamoka.exblog.jp/3927620/
2006-11-29T16:49:56+09:00
2006-11-29T16:49:56+09:00
2006-11-29T16:49:56+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
闇を待つばかりの
初冬の夕暮れ
街中に在っても森の中を彷徨う
一人の道化師
墨を流したような空が彼を責める
細く痩せたこの両足が
たどり着く灯りは一体どこ?
優しさを棄てきれないこの饒舌の
眠る家はどこにあるのだろう?
窓の矩形を仕方無く愛し
鏡の残酷を許容した彼
残された切り札-赤い薔薇
闇のポケットにそっと忍ばせ
凄惨に湿気た朝を待つ
混濁した辛苦のカアド ]]>
うつろマン
http://kamoka.exblog.jp/3864500/
2006-11-22T14:26:41+09:00
2006-11-22T14:26:41+09:00
2006-11-22T14:26:41+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
前頭葉に霞がかかり
手足がしびれて握力の無くなった男
うつろマンが立ち上がる
ゆっくりと枯れた木立のように力無く
常備薬はいくつかの星
銀河をすすって服用している
体内の方位磁石は胃にばかり針を立てるので
星を口に含みバランスを取るしかないってわけさ
いつでも風に吹かれている
いつでも道に迷っている
いつでも最初の一歩が踏み出せない
いつでも背中が剥がれ落ちることを心配している
だから
うつろマンはいつも困った優しい目をしている
うつろな風が吹く街角に
今夜もその男が立ち尽くしている
涙の中に脈拍を浮かべながら待っている]]>
愛 の 燻 製
http://kamoka.exblog.jp/3762737/
2006-11-11T22:01:00+09:00
2006-11-12T06:49:32+09:00
2006-11-11T22:01:20+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
真っ直ぐな曲面世界に
垂直に横たわる鏡の中の私
砂塵の風は素粒子
素粒子を全身に浴びた私
私のフィルムは夜空に幻灯される
輪舞曲を踊る貴女の鼓動
ヒールの高さは嫉妬の深さ
螺旋の酩酊
酩酊に覚醒された今宵の貴女
貴女のアンニュイは燻製になって
憂い朝の岸辺に流れ着くだろう
そこで私は立ったまま眠っている
きっと眠ったまま笑顔で貴女を待っている・・・
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店 番
http://kamoka.exblog.jp/3695223/
2006-11-03T19:14:58+09:00
2006-11-03T19:14:58+09:00
2006-11-03T19:14:58+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
私は「記憶堂」の店主
いつも薄暗い店の奥で
埃をかぶったったガラクタに囲まれている
自ら掘り出し物を探している次第で一向に片付く気配がない
たまに店先を訪れる奇特な客に
白い一瞥を送るだけなのだから
繁盛のしようもない
そのようにして秋の一日が暮れていく・・・
今「記憶堂」の屋根瓦の上で
羽根を休めていたカラスが
かぁ と力なく退屈な鳴き声を落とした ]]>
海 想 と 水 考
http://kamoka.exblog.jp/3601888/
2006-10-21T12:46:32+09:00
2006-10-21T12:46:32+09:00
2006-10-21T12:46:32+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
葉脈をなぞるように記憶をたどり
僕は海の最も遠い一点に集中しようとしていた
本棚に忘れた詩集の押し花を探す眼差し
小さな波 大きな波・・・次第に僕の精神が脈打つ
海鳥に気付かれないよう静かに
流されて 打ち上げられて 干からびて
潮の汗 塩の涙 砂を食む・・・
それでは詩が暗くなる
徒波知らずの海中 忘却の密やかな成長
揺らされて クラゲのよう 優しくなる
これがよろしい
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風 邪 の 記 憶
http://kamoka.exblog.jp/3553107/
2006-10-14T18:59:23+09:00
2006-10-14T18:59:23+09:00
2006-10-14T18:59:23+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
不幸を身ごもった空
僕は保留を背中に載せ連綿とクリスマスまで歩いていくだろう
不幸は静かに平和を模倣しある日突然別の姿を現す
どんな家庭にも不幸と孤独の種は宿っている
絆は一本のガラス繊維で連結されている
その絆で唇を切ることもある
胸と心の間に直角に刺さることもある
黒い安心という名のスープを囲む食卓の風景
僕の壊れた楽器のような饒舌は
いずれこの空に沈み残滓となる
それでも気まぐれな天使達が
銀のスプーンで掬うことはあるのだろうか?
僕の化粧は僕を上手く模倣しているのだろうか?
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さ が し も の
http://kamoka.exblog.jp/3499951/
2006-10-07T15:42:00+09:00
2006-10-07T21:27:05+09:00
2006-10-07T15:42:26+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
秋の夕暮れ
内側に沈んでいく想い
貴女へかけようとした言葉も一緒に
羞恥の色に染まった空
はにかんだ僕の骨
虚勢の口笛が街空を滑走する
貴女自慢の舞踏靴のヒールは
僕の背骨だったのです
帷を降ろした昨夜の店先
拾ったレースの手袋
その小指と約束した僕
貴女の固い横顔は
コインの裏側に刻まれた肖像
内側に沈み 裏側に刻まれた刹那
今朝・・・捜索願を提出しました
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深 海 夢
http://kamoka.exblog.jp/3457912/
2006-10-01T22:22:00+09:00
2006-10-02T23:19:36+09:00
2006-10-01T22:22:31+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
今朝の直線の想いは放物線を描いて
哀しい海に音も無く刺さり
あがくこともなく沈んでいきました・・・
海の底は蒼くも無く
ただ闇が広がるばかりだけど
その沈黙のビロォドに包まれ
時を忘れた発酵を経て
安らかな笑みを死ぬことができるのは
なんて幸せなことでしょう
無表情な深海で
鮟鱇の欠伸に添い寝しつつ夢を見ました
こんばんわ鮟鱇さん
今は夜でしょうか?
さあてね
では おはようですか 鮟鱇さん
そうかもね
地上では呼吸困難だった僕
金魚鉢の稚魚のようだった僕
今は深海の水圧を鼓膜に感じながらも
静謐のえらを手に入れることができたのです
えらの模様はやっぱり放物線だったけど・・・
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草のかんむり
http://kamoka.exblog.jp/3392505/
2006-09-23T07:07:03+09:00
2006-09-23T07:00:59+09:00
2006-09-23T07:00:59+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
若さは苦さ
花は荊
莫蓮に葬られた蒼い苛だち
茫茫たるこのおもい]]>
下 心
http://kamoka.exblog.jp/3338307/
2006-09-16T08:02:42+09:00
2006-09-16T08:02:42+09:00
2006-09-16T08:02:42+09:00
kinzo-tenshi
夢の言葉
恋に憔れ
惑わされ 愛撫され 忘れさられた・・・
これ 悲しく愚かな したごころなり
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